薬を飲み始める前に試してみたい尿酸値を下げる方法

薬を飲み始める前に

痛風になっていなくても生活習慣を見直す指標になる尿酸値

健康診断を受けて結果を見たら血中の尿酸値が7.0mg/dLより高かった――これにはふたつの意味があります。ひとつは、痛風関節炎(いわゆる痛風)を引き起こしてしまうかもしれないということ。痛風は風があたっても痛いという強烈な痛みを生じる病気で、血液中に尿酸が溶ける限界を超えて増えてしまうと、尿酸の結晶ができてしまい痛みを生じるようになるのです。もうひとつは、さまざまな生活習慣病を発症するかもしれないという指標としての意味合いです。
血液中の尿酸値が高くなる高尿酸血症では、痛風だけでなく、腎障害、尿路結石など、腎臓系の病気のリスクが高くなります。また、メタボリックシンドロームという動脈硬化や糖尿病を発症しやすい状態になりやすいことが知られています。症状が出ていなかったとしても尿酸値が高い場合には、放置せずに尿酸値を下げるための取り組みが必要なのです。

通風2

高尿酸血症の治療では生活習慣の見直しがもっとも大切

高尿酸血症になってしまったとき、まず取り組みたいのは生活習慣の見直しです。何も症状が出ていなかったとしても、食べすぎ(なかでもプリン体・脂肪・タンパク質のとりすぎ)、飲みすぎ、運動不足などの生活習慣は、高尿酸血症に加えて、肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症などを引き起こします。高尿酸血症の治療では、尿酸値がいくつであったとしても、まずは生活指導が行われます。尿酸値の治療目標は、日本痛風・核酸代謝学会の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン〔第2版〕」によれば、体の中で尿酸が限界まで溶けた場合の6.4 mg/dLよりも低い、6.0 mg/dL以下とされています。生活習慣を改善しても尿酸値や症状の改善が見られない場合は、薬物治療に進みます。薬物治療では、尿酸がつくられるのを抑える薬や、尿酸を排泄するのを促進する薬が使われます。

プリン体

生活習慣を見直して尿酸値を下げ合併症を予防する方法

生活習慣を見直すポイントは、食事、飲酒、運動です。これらを見直し肥満が解消すると、血中の尿酸値も低下します。
食事で気をつけたいことは、魚の干物などに含まれるプリン体をとりすぎないこと、食べすぎてエネルギーをとりすぎないことです。プリン体としては1日400 mgを超えないようにするのが目安ですが、鶏レバーは100gあたり300 mg以上、豚や牛のレバー、魚の干物は100 gあたり200~300 mgのプリン体が含まれていますので気をつけたい食べ物です。飲み物ではビールに多くのプリン体が含まれていますので、ビールを飲むならプリン体ゼロのものを選ぶのもひとつの方法です。また、食べ物に気をつけるとともに、尿酸を尿に溶かして体の外に出すため、尿量が1日2 L以上になるよう十分な水分をとることも必要です。
運動については、適正な体重(BMI 25未満)を目標に、週3回ぐらいの軽い運動を続けるとよいでしょう。まずは運動する習慣をつけていきましょう。
このように生活習慣を見直すことで、尿酸値を下げ、将来的な合併症を予防することができるのです。

ウォーキング

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